トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.11−炎の功断

エイの功断と共に現れた笙悟。プリメーラが起こした騒ぎに引き寄せられた彼だが、実は浅黄酒店の配達中だった。
プリメーラは小狼を誘拐することで笙悟の気を引き遊んでもらう魂胆だった事を告白。
ふと、モコナに目をやった小狼は、その目が変化していることに気づく。それは、以前モコナがさくらの記憶の羽根が近くにある時、このように反応するといった表情そのものだった。小狼はモコナに羽根の在処を尋ねたが、まだはっきりとした場所までは分からないらしい。
やはり功断が羽根を取り込んでいるようだが、功断が一番強い力を発揮するのは、その相手を守るため。どうやら、戦ってみないと分からない、ということらしい。そのやりとりを聴いていた笙悟。プリメーラのせいで迷惑をかけたことを詫びる一方で、小狼の精神の強さも気に入っている彼は、一度小狼と功断で戦ってみたいのだと告白する。羽根を見つけるために、小狼は戦いの申し出を受けることを決意した!
小狼は夢の中で出てきた炎の功断を自ら発動!笙悟のエイのような水の功断と一騎打ちに!黒綱とファイは小狼の戦いを観てタダの子供じゃないことを悟る。
一気に攻撃をかける小狼!心配するプリメーラをよそに、一気に勝負を賭けてきた笙悟!
その攻撃に阪神城の周辺に大きな震動と地響きが起き、小狼は笙悟の水の功断に流されてしまう!慌てて探す正義、しかしモコナは火で被い守られて無事な姿の小狼を見つける。
小狼の強さを改めて見せつけられ、自分も強くなりたいと決意した正義。その時、戦いのせいで崩れてきた阪神城のがれきが、正義とプリメーラの頭上に迫り来る!!
「強くなりたい!」と叫び、プリメーラを被うように守ろうとした正義。
その瞬間、正義の功断が突如、阪神城をも遥かに上回る大きさに巨大化した!
驚く正義!時を同じく、モコナの目が「めきょ」っとなる!さくらの記憶の羽根は、実は正義の功断にあったのだ!