トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.38 - しあわせのカタチ

「白詰草(クローバー)」の店内で足を手当するファイは、バーテンダーの「カルディナ」に早速新種の鬼児について尋ねる。しかし、カルディナは店の中央付近にいる人影を指さし、歌が終わるのを待つように促した。スポットライトに照らされていた少しウェーブのかかった髪の女性は、見ている人、聞いている人を魅了する綺麗な声で語りかけるように歌う・・・。歌は、ファイと黒鋼の心に問いかけるような歌詞・・・。

歌は静かに終わり客は拍手で応じていたが、黒鋼はせっかちに新種の鬼児の話しをカルディナから聞き出そうとする。カルディナは歌っていた女性「織葉(おるは)」に話しをふる。新種の鬼児の事を知っているのは織葉だった。織葉は出会った鬼児について話し始めた。桜都国の鬼児は一般市民と間違わないように異形にもかかわらず、遭遇した鬼児は人の形をしたそれは美しい男の子の姿だった・・・。

一方、小狼たちは、龍王たちと鬼児狩りの話しで盛り上がっていた。さっきまで戦っていたはずの小狼と龍王はすごく仲が良くなり、以前から居る友達のようだった。そんな二人をそっと見るサクラも嬉しい気持ちにだったに違いない。譲刃からも友達になりたいと迫らたサクラはすごく嬉しい気持ちになった。

食事を済ませた龍王たち。蘇摩は龍王を説教する、強さを求めるあまり周囲の状況を判断せず、無用な戦いを繰り広げないようにと。龍王も反省した様子、しかし同時に、龍王は「自分の強さを試したい自惚れないためにも」と決意も口にした。

そのとき、モコナ、犬鬼が鬼児の気配を感じ取った!!草薙たち4人は「鬼児が来た!!」と即座に店から外へ飛び出す!小狼もサクラに店にいるよう忠告すると4人の後を追った!!

店の前には鬼児たちと戦う4人の姿が!!「イの四段階」の鬼児は龍王が海龍波でしとめた!!鬼児たちはバサリと倒された、しかし次の瞬間、鬼児は形態を変え龍王に迫ってくる!!油断していた龍王は迫ってくる鬼児に次の攻撃を繰り出せないでいた。攻撃される瞬間、鬼児と龍王の間に入った小狼が間一髪、右手にかざした桜都国の桜のカードで攻撃をかわすことができた!!礼を言う龍王だったが・・・。

目の前に大きく立ちはだかっている鬼児は「イの四段階」。形態を変えないはず・・・。小狼たちの目の前に現れた鬼児は突然変異した新種の鬼児だった・・・。