トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.50 - 偶像の国

サクラは、眠りから覚めた。そして、いつもどおり、「猫の目」の洗い物を・・・。と、眠い目をこすり辺りを見回すと・・・。そこは、巨大な木々が生い茂る森の中だった!!
目覚めたサクラに声をかける小狼。桜都国から別の世界へ移動するときの話、星史郎から取り戻せなかった羽根の話を始める。サクラは、小狼や黒鋼達を心配している・・・。
その時、小狼の頭上で、何かの気配が!!上から、木の実が落ちてきた。小狼のキックで木の実を蹴り割る!!一方のサクラは、罠に引っかかってしまった。サクラに気を取られた小狼は、後頭部に木の実の直撃を受けてしまい、その場に倒れ込んでしまった・・・。
一方、ファイ達は・・・。楽しそうにモコナが歌う・・・。新しい国の探索を楽しんでいる。そこには、星史郎との闘いを妨げられた少々不機嫌な黒鋼の姿が・・・。
少し歩いていると、そこには、罠にかかってジタバタしているサクラを見つける・・・。ファイはサクラを助けると同時に事情を聞いた。そして、小狼を助けに向かう!!
小狼は、人を象ったような(かたどった)木に縛られていた。その周りには、少し大きなウサギたちが、小狼を物珍しげに見ている・・・。何かの儀式のようだ・・・。
小狼はウサギたちに声をかけてみた・・・。驚いたウサギたちは、小狼に火を放ってしまった!!
サクラやファイが小狼の元にたどり着いたとき、そこは、一面煙に巻かれていた。奥まで入ってみると、小狼やウサギたちは、宴会をしていた。心配するサクラ・・・。
小狼はいきさつを説明した。樹海に潜む魔物が、ウサギたちの住んでいるところを荒らしていることなどを・・・。しかも、その圧倒的な力を持っている魔物はここ最近急に現れたのだった。モコナも羽根の気配を感じている。
魔物退治にテンションの上がる黒鋼。サクラも行かせてほしいと強いまなざしで小狼に頼み込む。サクラの決意を読みとった小狼も断ろうとはしなかった。
しかし、ウサギたちは、小狼達が全員魔物退治に行ってしまうと、魔物に差し出すイケニエが居なくなってしまうので念のために、一人だけ残ってくれるよう頼んできた。ちゃっかりしているウサギたちを笑っているファイがちゃっかりその場に残ることになった。
そして、小狼、サクラ、黒鋼は気を引き締め樹海に向かっていくことになった・・・。