トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.137 - 姫を支える者

 インフィニティと呼ばれる街の一室で小狼たちの帰りをひとり待つモコナの姿・・・。小狼たちはぐったりとしたサクラを連れて帰ってくる。心配するモコナに優しい笑顔で受け答えするサクラを小狼はじっと見つめる。サクラは明日の戦いのために休みをとろうと立ち上がるが、疲労が蓄積しているのだろうか、よろめいたところを小狼に肩を抱き支えられた。
 羽根を奪ったやつ・・・、国をめちゃくちゃにした・・・、みんなを帰せ!。小狼に向かって投げられる石・・・、そこへかばうように
割って入ったサクラは、モコナに次の世界へ旅立つように頼む。投石を続けられながら、このインフィニティへ旅立ってきた記憶がよみがえる。
 ファイに連れられサクラは自分の部屋へ向かった。残った黒鋼は小狼に支える者のあるべき姿を語った。厳しいまなざしではあるが、小狼の気持ちをときほぐすかのように・・・。
黒鋼は小狼とわかれた後ファイと飲みながらも、外からの監視に警戒を光らせるのであった。