トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.147 - 三つの世界

激突する小狼と機械人形!溜め込まれたエネルギーはフィールド上で炸裂した。
双方のマスター、特にサクラは息遣いが荒く闘いの凄まじさを物語った。
バチバチと音を立て煙が立ち込めるフィールド上には、少々屈んだ小狼と機械人形の姿が。
そして機械人形は意識を失うように倒れこんだ。勝利を手にした瞬間だった、しかし、限界まで戦った小狼も膝から崩れかける。駆け寄るサクラは少しさびしそうな表情でお礼を言った、そして言葉を続けようとしたとき、空は煌めくように明るく光った。
ファイはその光の先に、チィと思われる姿を確認し驚く。
それは、次元移動能力を備えた観光都市インフィニティ唯一の人形ロボットの姿だった。サクラを他の世界へ連れて行ってくれる存在・・・。サクラへと伸ばされる手、そして、サクラはそれに応えるかのように手を伸ばす・・・。
しかし、それと同時に小狼もサクラの手を捕らえた、残された力と気持ちをその手にこめて。
ファイはチィの封印が解けたことを感じ取る。また、別の世界に存在する次元の魔女侑子も世界がつながることに気がつく・・・。