トップページデータノート「XXXHOLiC」ストーリー紹介(コミック版)

第129話

かなえられた願いがもたらす喜び
かなえられた願いが引き起こす悲しみ
それでも人は願わずにはいられない
それがどんな結果を引き起こそうとも
四月一日は侑子の店に行く途中手のみのおでん屋の子狐に会った。
子狐はこのあいだの風船のお礼におでんを持ってきたのだ。
「なんで手だけなの?」と四月一日が聞くと子狐は「まだ力が弱いからここには手だけしか来られないんだ」と言う。
そして四月一日は侑子の店におでんを持って行った。
おでんを食べる侑子に四月一日は言う。「あの、願いがあるんですけど・・・」
「なあに?」と侑子。
「あの…対価は…?」「このおでんで十分よ」
そして四月一日は百目鬼と共におでん屋に向かった。
そしておでん屋に着くと子狐が四月一日達に気付き、近寄っていった。
はい、と四月一日はおでんの重箱を渡した。
「これを届けにきてくれたの?」と子狐。
「それだけじゃなくて、はい」と四月一日は言い、小さい手袋を子狐に渡した。
子狐はその手袋を喜んで受け取った。そして言う。「でも、お礼のお礼なんていいの?」
四月一日は答える「いいんだよ。そのおかげで君に会えたんだから」