トップページデータノート「XXXHOLiC」ストーリー紹介(コミック版)

第132話

――侑子さんは言った
   「この世に偶然はない。あるのは必然だけ。」
四月一日は百目鬼とひまわりは学校の帰り道を歩いていた。
四月一日はひまわりに手編みの手袋を渡した。
さらに四月一日は侑子とモコナとマルモロにも編んだことを話した。
するとひまわりは「茶色は百目鬼くんだよね。じゃあ茶色の毛糸は百目鬼くんのために買ったの?」と問う。
四月一日はそれを全力で否定しているとふと百目鬼とひまわりが少し前を歩いていることに気付いた。
必死に追いつこうとしても足が動かない。
「百目鬼!」と叫んでも百目鬼は気付く気配もない。
「なんで・・・」と呟き、あたりが暗くなったかと思うと目の前に侑子の顔があった。
四月一日は帰る途中に倒れてしまって百目鬼とひまわりに店まで運んでもらったのだと言っていた。
「じゃあひまわりちゃんにまた格好悪いところ見せちゃったな」と四月一日は呟いた。
すると侑子は四月一日に「今夜からは暫くここに止まりなさい」と言った。
「なんで・・・?」と四月一日が問うと侑子は「宴会のためよ!」と言った。
そして侑子は部屋を出ながらつぶやいた。
「…近づいているわね、最後の時が」