トップページデータノート「XXXHOLiC」ストーリー紹介(コミック版)

第134話

そこにはサクラがいた。
四月一日は「さくらちゃん?」と話しかけるも侑子の店に来たのはまだサクラが眠っていた頃なので覚えてるはずもなかった。
「ここは魔女さんの店?の庭?」とサクラは問う。
四月一日は「うん。や、でもこれは夢の中で・・・さっきまで遥さんがいたんだけど・・・またいない・・・」と言うと、
サクラは「そっか・・・私夢に来れたんだ・・・」と嬉しそうに言った。
四月一日ははっとするとそこは侑子の店の寝室だった。「また夢か・・・」
外に出てみると侑子が桜の木の下にいた。
四月一日は侑子に夢の中でサクラにあったことを話した。
侑子は夢に出てきたと言っている四月一日に「出てきたんじゃない。会ったのよ。夢は繋がっているから・・・」と訂正した。
そして「さくら姫の魂は躯から離れて今夢の中にある。」と言うと四月一日は「それじゃずっと躯から魂が離れてると危ないんじゃないすか!?」と言った。
すると侑子は言った「ええ。あんまり長い間離れていると危ないわ。でもあなたがそう思えるようになったのね。そして運命が変わったのよ。」
すると四月一日は「占い屋のおばあさんは蝶は変わる兆しだって言ってた。遥さんは俺の蝶はすぐ傍にいるって言ってた。もしかして侑子さんが蝶ですか?侑子さんの夢が俺ですか?それとも俺の夢が侑子さんなんですか?」
「どちらもよ」侑子は静かに言った。そう言う侑子は髪の先、着物の先から大量の蝶へと変わってゆく。