1921 《xxxHOLiC・籠》第192回:スト紹です

戻る
■ 《xxxHOLiC・籠》第192回:スト紹です
乾闥婆王(聖伝) [1921] ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 (.NET CLR 3.5.30729) 2009/11/17(Tue) 23:58
ずんけるです。
黒ジィさんが当分の間、ご多忙ということで、ずんけるが代行しますm(__)m
#データノートの方は黒ジィさんにお願いしたいと思いますm(__)m

XXXHOLiC・籠のスト紹はもちろん初めてですが、XXXHOLiCのスト紹も過去に1〜2回やったくらいのずんける。改めて挑戦して…
・台詞が意外と多い
・心理を読むのが難しい
・場面を言葉に変えるのはさらに難しい
と、改めてXXXHOLiCの世界の深さを感じます。

ということで、スト紹です。
□ 【スト紹・1】《xxxHOLiC・籠》第192回:...
乾闥婆王(聖伝) [1921.1] ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 (.NET CLR 3.5.30729) 2009/11/18(Wen) 00:00
XXXHOLiC・籠 連載第192回

「言ったでしょう、視えないとわかりやすくなる、って。」
 四月一日の言葉に隠された真意を見透かす、依頼人。
 その言葉に、四月一日は沈黙する。
「猫は猫として産まれて来たのだから、三味線になる事など夢にも思っていなかったでしょう。
 けれど、この子は、この姿で私の元へ来てくれた。」
 砕け散った、撥。その最後の音色を奏でた、三味線。
 それらを、心の眼で見据えながら、彼女は続けた。
「だから、わたしの三味線弾きとしての覚悟全てでこの子を奏でたつもりです。
 …これはわたしの勝手な思い込みで、あの子には迷惑かもしれないけれども…。」
「…この三味線は、猫としてではなく、三味線として恋しい相手を求めた。
 それが、応えだと思います。」
 命なき『モノ』となっても、己を所有する奏者を重んじ、かつ己らしさを貫く。
 …彼女の自問に、四月一日は彼なりの応えを返した。
「だから、貴方とこの三味線が奏でる音は美しいんですね。」
「有り難う。
 …貴方も、己の全てで覚悟している事があるのね。」
「…そうですね。
 決めたので。」
 四月一日の体から、わずかに穏やかな気が退く。彼なりの言葉に対する応えであり、覚悟の確認である。
「だから、貴方の声もうつくしいのね。」
「それこそ買いかぶりすぎですよ。」
 彼女の言葉に、四月一日は今度はまた笑みを浮かべながら否定した。
「さて、願いは叶ったのだから、お礼をしないとね。
 …貴方のお店では、対価というのだったかしら。」
「…はい。」
 そう言って、彼女は手にしていた三味線をすっと差し出す。
「この子、ではどうかしら。」
「え?」
「この子では足りない?」
 予想しない対価に、四月一日は吃驚する。
「いいえ、でも大切なものなんでしょう?」
「大切だからこそ、対価になるのではないかしら。」
「…ですが、多すぎます。」
「じゃあ…、これを頂けるかしら?」
 彼女が手にしたのは、先ほど砕け散った撥の破片。
 もはや、三味線を奏でる事のできぬモノである。
「それはもう…」
「壊れたとしても、大切なものよ。わたしにとっては。
 それに、この子はもう他の撥(ヒト)に啼(ナ)かされたくはないでしょう。」
 物言わぬ三味線と撥の心を推し量りながら、選択した依頼人。彼女の導き出した答えに、四月一日は暫く瞳を閉じる。そして、熟慮の末、彼もまた、答えを出す。
「…承知しました。」
□ 【スト紹・2】 《xxxHOLiC・籠》第192回:...
乾闥婆王(聖伝) [1921.2] 少尉 (3回)
昇級まで4回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 (.NET CLR 3.5.30729) 2009/11/18(Wen) 00:01
「夕方からひとりで飲んでるなんて、ずるいぞ。」
 ぺたぺたと足音を立てながら、モコナが責め立てる。
「ずるくねぇぞ。
 自分の酒を支度したんだから、自分で飲むのが道理だ。」
 我関せず、と言わんばかりの四月一日。
「酒の支度をしたのに、ひとり分なのがずるいんだ!」
 なんじゃそりゃ、と思いつつ、モコナの前にグラスを差し出す。
「ほらよ。」
「やっぱり四月一日が正義だ!」
 急須を持って差し出す四月一日に、グラス一杯まで注げ、表面張力でこぼれる限界寸前まで注げと促すモコナ。
 なみなみと注がれたグラスに口を付けながら、モコナが言う。
「宝物庫に新しいの、居たな。」
「おう。」
「対価か。」
「そうだ。」
「釣り合ったか?」
「受け取ると決めた時何ともなかったから、そうなんだろうな。」
 キセルから紫煙をくゆらせる四月一日。
「対価は過不足なく。貰いすぎても、貰わなさすぎてもいけない。
 …侑子は何度も言ってた。」
「聞いたな。」
「けど、四月一日は客の対価を少なく貰いすぎて、しょっちゅう怪我してた。
 等分ではない、対価の差を埋めるために。」
「したくてした訳じゃねぇよ。
 今は、客に示された対価が願いと釣り合っているか、ちゃんとこの眼と血筋(チカラ)にきいてから受け取ってる。」
 不安げなモコナに、笑みを浮かべながら四月一日が応じる。
「それで少ないって分かっていても、四月一日は願いを叶える。」
「んな事ぁねぇぞ。
 店継いで、何年経ったと思ってんだ。」
「何年経っても四月一日は四月一日だ。変わる事と変わらない事がある。
 だから、みんな心配する。四月一日が傷つくのを。」
「今回は本当になんもなかったよ。
 ほら、どこにも怪我してねぇだろ。」
「今回は大丈夫でも次は分からない。
 前に死にかけた時も、同じ事を言った。」
「死にかけても死なねぇよ。
 願いを叶えるって、約束したからな。侑子さんと。 
 また逢えるまで、この店で待つって。だから、死なねぇよ。」
 そう答えた四月一日の眼差しには、なぜか確信に満ちていた。
□ 【スト紹・3】 《xxxHOLiC・籠》第192回:...
乾闥婆王(聖伝) [1921.3] 少尉 (4回)
昇級まで3回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 (.NET CLR 3.5.30729) 2009/11/18(Wen) 00:02
「…小狼君達は、今頃どこにいるんだろうな。」
 手にしたキセルで一服した後、四月一日がモコナに尋ねた。
「夢で会って聞いたら、ピッフルって国にいるって言ってた。
 前にも行った事がある所だ。」
「特に、問題なさそうか。」
「おう。あの黒い忍者の腕、新しいの作ってもらってるって。」
「そりゃ、よかったな。」
 当面の旅の前途に不安が無い事を知り、四月一日は安堵する。
 ふと、彼はモコナの耳に目をやる。
「…あの青いピアスは…」
「小狼達と一緒のモコナが、ちゃんと付けてる。
 モコナはモコナと同じだから、渡しても対価はいらない。
 それに、あのピアスの中の記憶が、必ずさくらや小狼が会いたいひと達の元へ導いてくれる。」
 心配ないよ、とモコナが笑顔を向ける。
「…そうか。」
 連られて、笑みを返す四月一日。
「小狼も心配してる。四月一日を。」
「つまみ、作ってやろうか。特別に。」
「特別に!」
「とっときの鯛で」
「とっとき!
 通常の三倍!!」
「百目鬼には言うなよ。どうせ、夜来るだろうから。」
「言わない!ひとり占めだ!」
 …厨房へと消えた四月一日。
 燻る紫煙を眺めながら、モコナはひとり、呟いた。
「みんないる。
 遠いひとも、近いひとも。
 だから、ひとりだけど独りじゃないんだぞ。
 …四月一日。」
□ Re: 《xxxHOLiC・籠》第192回:スト紹です
小狼(カードキャプターさくら) [1921.4] 少佐 (54回)
昇級まで6回 ちょこ フレンドメール訂正Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; InfoPath.1; .NET CLR 3.0.04506.30; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729) 2009/11/18(Wen) 08:50
スト紹介ありがとうございます。
四月一日の大怪我の原因って、対価を少なく見積もって貰ったからなんですね!四月一日って、やっぱり侑子さんのようにドライにやれない弱さと言うか優しさがあるからなんでしょうか。
みんなに心配かけたら駄目じゃないかー(T_T)
あとツバサのコミック発売に合わせてでしょうか?ホリックでその後の小狼たちの消息が聞けるのは。
やはり今まで訪問したところに再訪問ってことなんですね?
彼らも一つのところに留まらないんだったらあんまりゆっくり腕の製造を待ってられないんじゃとか色々考えてました。それから、モコナのセリフで小狼のことは兎も角、さくらちゃんの会いたい人のところへ導くって言ってもってさくらちゃん置いてけぼり(T_T)じゃないですかとか、あと写身小狼が羽根を獲る為に荒らした国に行ったら彼らまた石投げられたりしないんでしょうかね?なんだか少し色々突っ込みたくなってしまって、手放しで喜べない性格でごめんなさい^^;
でもまあ、店の宝物庫のイラストには黒鋼たちの対価が描かれてますし。そのうち、彼らはココに来るんだなって感じがしますね(笑)楽しみです。



戻る | HOME
MultiX.jp