1922 《xxxHOLiC・籠》第193回:スト紹です

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■ 《xxxHOLiC・籠》第193回:スト紹です
乾闥婆王(聖伝) [1922] ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 2009/11/25(Wen) 23:39
ずんけるです。
掲示板へのアップは、今回も黒ジィさんに代わってさせていただきますm(__)m

前回は「台詞を丁寧に拾う」式でスト紹を書いてみましたが、結果として「わぁお!」とびっくりするほどの長さに。その点、黒ジィさんのスト紹は簡潔にまとまっていていいなぁ、と思ったり。

今回は…、やっぱりある程度台詞重視に。
台詞の間の表情や描写はXXXHOLiC特有のものがありますので、今後勉強していきたいと思います。

それではストーリー紹介、いきます。
□ 【スト紹】《xxxHOLiC・籠》第193回:スト...
乾闥婆王(聖伝) [1922.1] 少尉 (3回)
昇級まで4回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 2009/11/25(Wen) 23:41
 閉じた瞳を、開ける。
 夜桜の舞う、縁側。そこに、浴衣をまとった君尋が座っている。
「こんばんは、四月一日君」
 声を掛けるのは、百目鬼遥。
「また今日も静はお邪魔してるのかな」
 静とは、彼の孫であり、君尋にとって切れない縁で結ばれた同級生である。
「夕飯食べて、きっちり寝酒まで飲みましたよ。
 今は、おれが前に使ってた客間で寝てるか、大学の勉強でもしてるんじゃないですかね。」
 にこりと、君尋が答える。
「相変わらずだねぇ、あの子も。」
「図体はでかくなりましたけどね。
 今はもう、遥さんの方がずっとお若いですよ。」
 遥が右手に手にした紙巻煙草から、煙が燻る。
「あの頃のままだからね、私は。
 そして、君尋君も。」
 ちらりと、右手の君尋の姿を見る。彼もまた、目で遥の言葉に頷く。
「今日は、お客が来たんだね。」
 遥の唇から、紫煙がこぼれ出る。
「はい。三味線を持ってこられました。」
「願いは叶えられたかい?」
「何とか。」
 瞳を閉じて、君尋が答える。その頭に手をやり、確認する遥。
「怪我もしてないようだ。」
「モコナにも言われました。」「静にも?」
「あいつが一番しつこいです。」「そこも相変わらずだねぇ」
「…本当に、最近は殆ど店の事で怪我はしてないんです。
 遥さんにも色々教わりましたし。こうやって、夢の中で。」
 周囲から、頼りなく思われる事への抵抗と、それでも店主としてのつとめを果たしつつあることを、君尋は遥に報告する。
「私が教えたのは、夢で『知りたい事』を知る術と、店の宝物庫にあるものたちを使う幾つかの術だけだよ。」
「あの数で幾つかだけですか」
 遥の言葉に、思わずどきりとした君尋。
「少ない方だよ。まぁ、あとはその応用のようなものだからね。
 それに、どちらも元から君の中に眠っていた力があってこそだ。
 …君は、この店で働いていた間に支払っていた対価を受け取らなかった。
 あのひとは、アヤカシを視えなくして、その血に惹かれる事がないようにすると言ったのに」
 遥の目から、和やかな色が次第に消える。
「…店を継ぐには、必要でしたから。」
□ 【スト紹・2】 《xxxHOLiC・籠》第193回:...
乾闥婆王(聖伝) [1922.2] 少尉 (4回)
昇級まで3回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 2009/11/25(Wen) 23:44
 君尋もまた、遥の空気を察し、真顔で彼に向き直る。
「そうだね。
 君は産まれながらに強い力を持っていた。
 しかし、それは使われていなかった。あのひとが封じていたのかもしれないな。
 それでも、君の血に惹かれてやってくるモノは多くて、だからその目の力だけは消さなかったんだろう。…視えなければ、危険を避ける事も出来ないからね。」
 手にした煙草を口元に寄せながら、遥が言葉を続ける。
「対価を受け取らなかった事で、君の中の力は解かれて、そして今も育ち続けている。
 この店という特異な場から出られないという事が、それを更に進めているのを分かっているね?」
「はい。」
 君尋は瞳を閉じ、遥の問いかけに応じる。
「強すぎる力は、幸せだけを運んでくるわけではないよ。」
「災いを呼ぶほうがずっと多い、でしたよね。
 最初に貴方に教わった事です。遥さん」
「それでも、か。」
「それでも、です。」
 笑みを浮かべながら、君尋が答える。その覚悟に、遥は
「うちの静も頑固だが、君もかなりのものだねぇ。」
と、ニコリとして返す。やがて彼はすくりと腰を上げ、そして振り返り彼にこう言った。
「…あのひとに逢った事がある。夢の中で。
 君を、頼むと言われた。
 逢えると信じているのなら、その時、あのひとが泣くような事はしてはいけないよ。」

 …夢から、覚める。
 眼前にあるのは、葉を落とした桜の樹。
 右手に煙管を手にし、君尋は縁側の柱に身を預ける。
 …自分の選択は、正しかったのか。あのひとが、望んだ事だったのか。
「侑子さん…」
 誰もいない庭先に、彼は一人つぶやいた…。
□ Re: 《xxxHOLiC・籠》第193回:スト紹です
小狼(カードキャプターさくら) [1922.3] 少佐 (55回)
昇級まで5回 ちょこ フレンドメール訂正Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; InfoPath.1; .NET CLR 3.0.04506.30; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729) 2009/11/26(Thu) 18:06
店主としての仕事のやり方は遙さんに教えてもらっていたんですね。
遙さんの口調だと店に留まることはあまり良いことではなさそうな感じです。でも確かツバサでは次元に与える影響が未知数だからいやおうなくそうせざるをえないという雰囲気でした。四月一日の意志だけじゃないのにと思ってしまいました(T_T)
夢であったという侑子さんは確か14巻の最後のあたりのことではないでしょうか。着物がおなじでした。いつか侑子さんと夢で会えてそして店の外へ出ることができたらいいのになと思いました。
しかし最初の「変わらないですね」っていう言葉ですが。四月一日は店の中だから年とらないのかな?店から出たら急激に老け込んじゃったりして…。
やはり色々気になります。
□ Re: 《xxxHOLiC・籠》第193回:スト紹です
ファイ(ツバサ) [1922.4] 羽花 フレンドメール訂正DoCoMo/2.0 SO903i(c100;TB;W30H23) 2009/11/26(Thu) 22:13
初めて書き込ませていただきます。
羽花と申します。

四月一日が店主になってから、なんだか切ない気持ちで読んでいます。

もし1巻の『嘘をつく癖のある女性』のような人がお客として来たら、四月一日はどうするだろう…とか。。
彼の性格からして、放ってはおけないですよね。

それと、モコナが言っていた、『死にかけた』時、四月一日は店の外に出られない訳ですから…やっぱり誰かが対価を払って助けたのでしょうか??

ひまわりちゃんは今、どうしているか、小羽ちゃんはお母さんと元の関係に戻りつつあるのか?など、知りたいことがたくさんです。

ちょこさんの仰るように、店から出られる日が来ると良いのですが…。
□ Re: 《xxxHOLiC・籠》第193回:スト紹です
乾闥婆王(聖伝) [1922.5] 少尉 (5回)
昇級まで2回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 2009/12/03(Thu) 00:10
ずんけるです。
次回のXXXHOLiC・籠は12月21日発売分、ということで、しばらく間が開きそうです;汗
おなじみ、黒ジィさんのスト紹はいつもの場所(データノート/XXXHOLiC)にて掲載されていますので、ご参照ください。

>遥さん
四月一日がなぜこの場所に留まる事態になったのか、それはきっと遥さんも分かっているんだと思うんですよね。それでも言いたくなる心境…。
四月一日には店主は厳しいからか、四月一日の身(未来)を案じたからか、それとも侑子の意向か…。
どれも、あてはまりそうですよね…。

>四月一日@死にかけ
おっしゃるとおりですよね〜。
あらゆる事柄が「外に出られない」ために難しくなっているんですよね。侑子さんは家電とかバットとか買いに外にも出られたのですが…。百目鬼なしには生きていけないことになり、ある意味で吸血鬼の力を得たファイと黒鋼の関係に似ているなぁ、とふと思ったり…。



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