3345 【スト紹】Chapitre.13−再会

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■ 【スト紹】Chapitre.13−再会 [返事を書く]
乾闥婆王(聖伝) [3345] ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/46.0.2490.71 Safari/537.36 2015/10/18(Sun) 23:24
ずんけるです。
CLAMP先生のラジオ「京都上ル下ル」が始まり、木曜日の楽しみ(別名、残業のリミットタイム:汗)になりました。
先週はレイアース、今週はツバサが話題になったこの番組。作品をどんなふうに書いてるのかなぁ、というのがよく伝わります。
トークが中心(CMナシ!!)で、番組の終わりの方で作品にちなむ曲を流す、というスタイル。近畿圏外にお住まいの方もradikoプレミアムで聞けるので、是非。
個人的には、この番組が始まる前のスポーツ情報の時のBGMを耳にして、中学生時代に同じようにこの局でこの曲を聞きながら楽しみな時間を待ってたなぁ、なんてことを思い出しました。
 
ということで、スト紹です。
今回はスト紹を書く上での課題、「モコナの数詞は?」について、番組中での言葉を受けて「人」にしました。…以前、「モコナはモコナ!」なる言葉もあったし、「人」って書くのはどうだかなぁ…と考えていたので迷っておりました(汗)
□ Re: 【スト紹】Chapitre.13−再会 [返事を書く]
乾闥婆王(聖伝) [3345.1] ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/46.0.2490.71 Safari/537.36 2015/10/18(Sun) 23:25
Chapitre.13−再会

小狼は、横たわっていた。煌めきに満ちた、洞窟のような空間の、泉に浮かぶ大岩の上で。
目を、醒ます。体を、起こす。辺りを見渡し、己の体を見つめる。
「傷が、痛まない…。
 …出血が、止まってる。」
先ほどまでの苦しみが、嘘のようだ。
しかし、その事をすんなりと受け入れる小狼ではない。
右手をかざし、振り上げる。
「何も、動いていない…。
 まさか、ここには…」
「時間というものがない。」
仮定の答えを、告げる人物。
小狼は、その声の主を見つけて驚愕する。
それは、彼が逢いたくても逢えなかった人物。
「…小狼…」
彼を基にしながらも、彼を下に生を受けた存在。そして、ファイ・黒鋼・モコナとの旅路を、異世界に居ながらも共に感じ、歩んできた存在。それが、いま彼の眼前に立つ、「もうひとりの『小狼』」だ。
「夢じゃ…ないんだな」
再会を望みながら、改めてその前に立つと、継ぐ言葉が見当たらない。
「ああ。ここは、夢の中とは違う。
 御嶽の中だ。」
「本当に…本当に…居るんだな…
 今、ここに」
「居る、という事がどういう意味なのかによるけれど」
熱を帯びた小狼に対し、もうひとりの小狼は落ち着いて、そして温かく答える。震えながら伸ばした小狼の右手をしっかりと握り、彼がここにいることを確かめさせるように胸に当てる。
小狼は、駆け出していた。そして、もう一人の小狼の胸に飛び込む。
「…会えた…。また…」
こらえきれない、言葉に出来ない想いを、ありったけ表に出して。
□ Re: 【スト紹】Chapitre.13−再会 [返事を書く]
乾闥婆王(聖伝) [3345.2] 少尉 (3回)
昇級まで4回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/46.0.2490.71 Safari/537.36 2015/10/18(Sun) 23:25
「ここが御嶽の中なんですね!」
二人の再会をよそに、きょろきょろと『御嶽』の中を見渡しながら少女が言葉を発する。
「良かった。あの子も中に入れたんだな。」
小狼は、安堵の念を言葉にする。が、もう一人の小狼は、瞳を閉じて答えた。
「…そう望んだから」
「え?」
驚く小狼。もう一人の小狼は、無言でまっすぐな瞳を向ける。
「やはり貴方は『神の力(セジ)』をお持ちなんですね!」
歓喜を隠さない少女の言葉の意味を、小狼は浮かれることなく、もう一人の小狼に問いかける。
「小狼。
 『セジ』って何のことか分かるか?
 あと、ユタのことを……」
と、言いかけて、言葉を呑む。
「ああ、違う…。
 何故…、ここにいるんだ…」
彼は、求めていた。この世界の、真理を。その一端を、おそらく眼前に立つ彼は知っている。それでも、『問いかけ』という『つぶて』、そして『答え』を得るということが、この世界にどのような『綾』を描くかをまだ見極められない小狼は、いかなる『問いかけ』が『正しい』のかを探していた。
「あの…
 どなたと話してらっしゃるんですか?」
無垢な少女は、素直な問いかけを小狼に発した。
驚きの表情を浮かべる小狼。眼前に立つもう一人の小狼は、まっすぐに彼を見据えていた。表情を変えることなく、そして言葉も発することなく、小狼自身の気付きに訴えかけるように。

「何!?」
神聖なる御嶽の空間から放り出された3人は、もと居た場所であり、小狼が残る巨木の変化を凝視していた。
「あそこ、動いてる…。」
「…胎動してるみたいだね」
「何が起こってるのかな…。
 小狼、大丈夫かな!?」
モコナとファイは、不安を隠さない。
「わからんが。」
黒鋼は、冷静に応じるが、おもむろに刀を抜き、彼らの傍を舞う蝶を両断する。
「いい加減にしろよ!覗き野郎!」
「やっぱり見つかっちまったか」
「乱暴な」
両断した蝶から、煙と共に二つの『目玉』が現れる。
「黙って覗いてた奴らに、四の五の言われたくねぇ」
「そりゃそうだ」
声の主は、右近と左近。表のニライカナイで彼らに応対した、姫神の従者だ。
「申し訳ねぇな、客人達。これがこっちの役目なもんでな。」
「役目?」
ファイの問いかけに、右近は感情を交えずに答える。
「右と、左。
 両の目でユタを見守り、それを姫神に伝えること。」
「魔法でずっと見てたの?」モコナは驚く。
「ずっとだと良いんだが、色々制約があってなぁ。
 『こちら』から『そちら』側に干渉することはできない。
 力の全てを使っても、そっちのものの『眼』を借りることができる程度。」
彼らは事実を包み隠さず答える。
「それで視線があっちいったり、こっちいったりしてたのか。」
黒鋼は、合点がいったようだ。
「で、伝えられた姫神様は今の状況を何て?」
ファイは、尋ねる。微笑みという名のオブラートを包まずに。
「『選ぶのはユタだ』、と。」右近の答えに、
「放ったらかしって事かよ」ぶっきらぼうに、黒鋼が呟く。
「違う。
 『出来る事をする』、と。
 夢の中で逢った姫と」
「え!?」
予想外の答えが、さらに続く。
「客人達の良く知る花の名前の姫と、だと」
「サクラちゃん!?」
□ Re: 【スト紹】Chapitre.13−再会 [返事を書く]
乾闥婆王(聖伝) [3345.3] 少尉 (4回)
昇級まで3回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/46.0.2490.71 Safari/537.36 2015/10/18(Sun) 23:25
「…小狼が、御嶽の中に入った。」
うっすらと瞳を開けた姫神が、さくらに告げる。
「もう逢った…?」
「御嶽が胎動し始めたと、視ていた二人が教えてくれた。…逢った筈だ。」
さくらは、右の掌をぎゅっと握りしめながら、叫ぶ。
ずっと、逢いたかった。私も、貴方も、もう一人の私と貴方に。…でも…!
…声には出さないまま、彼女は憂う。小狼の想いと、それが叶った先の未来を。

「でも…!」
小狼が叫ぶ。
「小狼だ!
 おれだけは間違えない!小狼!!」
眼前の小狼の眼差しは、動かない。
「答えてくれ!
 何故、ここにいる!」
彼は、瞳を閉じる。そしてゆっくり開き、小狼に言い放つ。
「小狼が選んだからだ。…自分自身で。
 そして、選ばなければならない。」
「…何を」戸惑いながら、小狼は返す。
「ユタとして。
 この世界のすべてを。」
□ Re: 【スト紹】Chapitre.13−再会 [返事を書く]
黒鋼(ツバサ) [3345.4] 黒ジィ フレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:41.0) Gecko/20100101 Firefox/41.0 2015/11/09(Mon) 23:08
> CLAMP先生のラジオ「京都上ル下ル」が始まり、木曜日の楽しみ(別名、残業のリミットタイム:汗)になりました。
> 近畿圏外にお住まいの方もradikoプレミアムで聞けるので、是非。

番組は聞きたい気もあるけど,それだけでプレミアムに申しこむのも……というわけで,まだ聞いたことはありません。
さて,どうしよう……。

> 今回はスト紹を書く上での課題、「モコナの数詞は?」について、番組中での言葉を受けて「人」にしました。

ずっと前からの旅の仲間です。ぼくも,文章にするなら「小狼たち4人」ですね。
いっぽうで,《xxxHOLiC》で君尋と静と黒モコナがいっしょにいたとして,「3人」とは表現しないような,そんな気がします。
□ Re: 【スト紹】Chapitre.13−再会 [返事を書く]
乾闥婆王(聖伝) [3345.5] 少尉 (6回)
昇級まで1回 ずんける リンクフレンドメール訂正Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/46.0.2490.86 Safari/537.36 2015/11/18(Wen) 23:29
>プレミアム
放送局のポッドキャストからでもある程度聴取できるようです。…試してませんが(汗)

ちなみに、番組は「提供=株式会社四月一日」ということで、かなり濃いです。そして、聴く年齢層を選びそうな番組です(笑)
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