コピー本を製本する場合、一般的な方法として次の様なものがあります。それぞれの方法に一長一短がありますので、作ろうとしている本とあなたが使える機械を勘案しながら製本方法を決定しましょう。
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袋 と じ |
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製本原理… 片面に2ページ分印刷し、折り目となるか所を外側にする。ホチキスで留めるのはその逆側。 長所… コピーは片面で済み、ホチキスも特殊なものを必要としないため、簡単に作ることが出来る。
また、印刷や編集の際に特別留意することもない。 短所… ページがかさむ。 紙を折る手間が面倒である。 |
平 綴 じ ・ 1 |
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製本原理… 一枚の紙の表・裏両方に印刷をする。 長所… 印刷が直感的で、非常にわかりやすい。 短所… 両面印刷が可能な機械を探すのが大変。 一枚の紙に二ページしか印刷しないので、印刷時間がかかり印刷コストも高くつくなどやや不合理。
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平 綴 じ ・ 2 |
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製本原理… 一枚の紙の両面を使い、真ん中で折り返す。 長所… 印刷方法としては最も合理的。速度、コスト、手間など総合的に優れている。 短所… 両面印刷が可能な機械が必要。 印刷の際にページ割りを間違えやすい。 紙を折る手間がかかる。 |
中 綴 じ |
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製本原理… 一枚の紙の両面を使い、真ん中で綴じる。 長所… 仕上げ製本の際に特に凝ったことをせずとも十分な品質が得られる。 短所… 両面印刷が可能な機械が必要。 印刷の際にページ割りを間違えやすく、特に注意を要する。 紙を折る手間がかかる。 製本の際に回転できる特殊な製本器具が必要。 ページ数が多くなりすぎると製本そのものができない(最大で80ページが限度)。
ページ数が多い場合、「く」の字状になり、ページがめくりにくくなる。解決には裁断機で紙の端を切り落とし、揃える必要がある。 |
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