ブースの演出
便利な小物たち- 第 4 章

 同人誌即売会において、自らのブースに人を集めることは容易ではありません。ここでは、ブースの演出についてお話をしましょう。

 同人誌即売会の規模にもよりますが、多くの場合は1ブースにつき事務用の長机の半分が宛(あてが)われます。面積にしておおよそ90cm×45cmになります。

 この空間に置かなければならないものをあげると、

  • 見本誌
  • 小銭入れ
  • 値札

の3つは絶対に必要なものです。しかし、これだけだと味気ない雰囲気になってしまいます。
 そこで、小物をつかって「演出」を施していくわけです。

 上の写真は2000年8月のコミックマーケット58における「R.B.SELECTION」(2日目・芸能)のブース写真です。ちなみに、3日目・鉄道/メカミリブースで出展した「一億玉砕!!」では、下の棚にも布をかぶせてあり、客側からはガムテープや小銭入れといった「売り物」とは関係ないものを隠すようになっています。

 ディスプレーの基本的な考え方として、

  • 机がむき出しにならないように布をかぶせる。これによって隣のブースと自分のブースとの境界がはっきりわかるようになる。また、机の足下まで布で覆い隠すことによって、段ボールや自分の私物が客側からは見えなくなる。
  • 本はB5版の本10種類がおける程度。ただ、客が手に取りやすいのは手前側のものになり、また棚を用いた場合、棚の上段にある本は注目されにくい。
  • 自分のブースの名前がわかるように、ブース名と配置場所(例:「ポ」10-bなど)を記した看板を設置する。
  • 客に本の価格がわかりやすいように、値札や価格表を設ける。また、実際に手にとって中が見られるような見本誌を用意する。見本誌は他の本と区別するために、ブックカバーをかけておく。

 これにオプションとしてさらなるおまけ小物を加えることで、客の注意を惹きます。例を下に記しておきます。

  • スケッチブック。自分が描いたイラストを人に見てもらう。イラストで勝負したい人向け。
  • フィギュア、ポップなど。ファンサークルでは同好の士の注目を引く手段としてgood。
  • コスプレした自分自身。
コンテンツ

第一章
はじめに

 コミケットとは?

第二章
参加までの道程

 参加までのスケジュール
 ジャンルを選ぼう!
 参加申込書について
 受理通知とその後

第三章
製本あれこれ

 同人誌をつくろう
 製本方法いろいろ

第四章
便利な小物たち

 ブースの演出
 アイテムいろいろ
 フットワークの明暗
 売り上げ増のために
 委託参加のノウハウ

第五章
有明に行こう

 一般参加の注意事項
 コミケの心得
 国際展示場行快速バス
 有明への道


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