アイテムいろいろ
便利な小物たち- 第 4 章

 コミックマーケットにサークル参加する場合、前節で述べたディスプレー用の他にも様々なものを会場へ持っていく必要があります。

  1. 売り物の本
  2. 見本誌(展示用/準備会提出用)
  3. 見本誌用カバー
  4. サークル入場券
  5. 参加登録カード
  6. 見本誌票
  7. 釣り銭入れ
  8. 釣り銭
  9. 筆記用具
  10. サークル名看板
  11. 値札
  12. 油性ペン
  13. ガムテープ
  14. セロテープ
  15. はさみ
  16. テーブルクロス
  17. 食器棚
  18. ビニール袋
  19. 売り上げ管理表
  20. 時計

 1.売り物の本はもっとも忘れてはいけないものです。予め20冊ずつ袋に小分けしておくと、補充の際の労力が削減でき、最後の売り上げ確認も容易になります。また、風雨から本を守ることができます。

 2.見本誌は、コミックマーケットの場合、コミックマーケットに初出展となる新刊を1冊ずつ、コミックマーケット準備会に提出する必要があります。提出する本には、予め6.見本誌票を見本誌の裏表紙内側に貼り付けておきましょう。


見本誌票

 4.サークル入場券は一般入場者とサークル入場者を区別するためのもので、東京ビッグサイト館内のあらゆる場面で必要になります。開催日にもよりますが、まずビッグサイトの入り口に入る際に1人一枚の提示を求められます。次に館内に入る際に提示を求められ、回収されます。その後、宅配便に預けた荷物の引き取りなどで館外へ出る場合、準備会スタッフから再度サークル入場券をもらいます。そして、荷物を引き取った後再び館内に入る際にはまた回収されます。こうして、サークル参加者以外がコミックマーケット開場前に館内に入ることを未然に防ぎます。
 サークル入場券は1サークルにつき3枚が渡されます。これは2人がブースで販売を行い、1人が休憩や他サークルの本を買いに出かけられるだけの枚数です。
 なお、チケットは開催日によって色が異なります。下の見本は2000年のコミックマーケット58におけるサークル入場券です。ちなみに、偽造ははっきり言って不可能です。


▲2日目のサークル入場券

▲3日目のサークル入場券

 5.参加登録カードは、参加するサークルが法律を遵守し、準備会の指示に従うことを誓うもので、必ず提出しなければなりません。このカードには印章を必要とする箇所がありますので、事前に家ではんこを押しておきましょう。


参加登録カード

 7.釣り銭ケース8.釣り銭も忘れちゃいけないアイテム。下の写真のものは当ブースで使ったもので、ケースは100円ショップで購入したMDケースです。硬貨入れは文房具店で売られていたもので、一つ110円でした。このように枚数を数えられるケースがあると、イベント終了後に売り上げをまとめる際に非常に楽です。ちなみに、用意した小銭は100円玉が50枚(5000円分)、500円玉が10枚(5000円分)。これだけあるとまず釣り銭で苦労することはありません。


小銭入れ3態。

 10.サークル看板11.値札は当サークルの場合、値段表という形で統合しています。これに加えて見本誌に値札をシールで貼り付けたのですが、こちらは失敗。見本誌を読んでいる人がいると値段がわからない(値段表を見ればよいのだが)という事態になります。なお、値段表ですが、実は見る人は半分にも満たない有様。ということで、本の上に「○○円」と書いた紙を乗せておくのがいいようです。なお、看板ですが、ブース番号をきちんと書いておきましょう。


▲「一億玉砕!!」ディスプレーボード(看板値段表)

 16.テーブルクロスは1m四方の布を用いました。大きさとしてはこれだけあれば十分。安いものであればおよそ380円で買えます。棚の上にかけるミニテーブルクロスは処分品の端切れを購入。大きさとしてはほとんど気にしなくてもいいでしょう。そうそう、テーブルクロスをテーブルに固定させるために、ガムテープを持っていくことをお忘れなく。


テーブルクロス(キティーちゃん@ミリタリー仕様)

 17.食器棚は、小銭入れを隠したり、有効空間を広げるために用います。安いものだと250円で買えます。


食器棚(たたんだ状態)

食器棚(二段重ねにした状態)
ちなみに、同じものを2つ買うと、2段重ねにしても
容易に固定できます。

 18.売り上げ管理表は完全に個人の判断に委ねられる代物です。サンプルをこちらにおいておきます。これは一冊ずつに売った時刻を記入していくタイプのものです。リンク先の下の欄には、見本誌やサークル間のおつきあいなどで「売り上げにカウントされない」本の行き先を記します。この管理表を正確に付けると、委託を受けている場合は金銭トラブルを避けることができますし、下のような売り上げグラフを知ることができます。


▲「一億玉砕!!」売り上げ管理曲線

コンテンツ

第一章
はじめに

 コミケットとは?

第二章
参加までの道程

 参加までのスケジュール
 ジャンルを選ぼう!
 参加申込書について
 受理通知とその後

第三章
製本あれこれ

 同人誌をつくろう
 製本方法いろいろ

第四章
便利な小物たち

 ブースの演出
 アイテムいろいろ
 フットワークの明暗
 売り上げ増のために
 委託参加のノウハウ

第五章
有明に行こう

 一般参加の注意事項
 コミケの心得
 有明への道

<< Prev PAGE Next PAGE >>
ホームページへ >>