一般参加の注意事項
有明に行こう- 第 5 章

 このページでは、買い手=一般参加者の立場から説明していきます。

  • コミックマーケットは主催者側(準備会)と売り手(サークル参加者)、買い手(一般参加者)の三者が共同で作り上げるものです。ですから、「俺様はお客様だぞー」という態度でいると嫌われる、というのはおわかりですよね!? 
  • 先に述べたことにも関わってきますが、社会一般にあるのと同様、コミックマーケットにも「ルール」があります。常識で考えればわかりそうなことですが、如何せんお祭り気分に負けて羽目を外す人が多いので、肝に銘ずる意味も兼ねて再確認しましょう。
  1. 他人に迷惑を及ぼす行為
  2. 法律、条例に違反する行為
  3. 火気の使用、および指定された場所以外での喫煙
  4. 朝六時以前の来場
     これは付近の風紀を乱すとの理由から。人気サークルの本欲しさに徹夜までする人がいますが、これはもってのほかでしょう。しかしながらTWRや都バスの臨時便はコミケ開催時には朝5時から動いています。気がつけば5:30に到着していたり!?
  5. 指定された場所以外での撮影、集会のすべて
     コミックマーケット名物のコスプレ写真を撮るのも、あらかじめ指定された場所以外では禁止されています。第一、コスプレーヤーの大半はその広場にいますし。それから、写真を撮る前には一声かけてから。忘れられがちですが、これもエチケットの一つです。
     まかり間違えてもコスプレーヤー(特に女の子)を人形(フィギュア)と勘違いしないように!!自分好みのポーズをとらせてみたり、挙げ句の果てにはきわどい格好をさせてみたり…。コスプレーヤーにも人権があります、そんなに自分の思い通りにさせたければ面識のない他人ではなく自分の彼女なり親兄弟にさせい!!(または自分が女装しても可)
  6. ビラやチラシの配布
     ただし、サークルのスペースに向けて、もしくはサークル参加者が自サークル内で配布する場合のみ可能です。
  7. アトラクションの類一切や、騒音をまき散らす行為。
  8. 運営の支障になる行為、および会場の指示に従わない行為。
  9. また、以下の物品を持ち込むこと。
    【|武器や銃器類、およびそれらを模造したもの|30センチを超える長物|危害を加える可能性のある装身具|ボール類をはじめ、投げる可能性のあるもの|可燃性危険物|ローラースケート等の乗り物|酒類、動物、バッテリー、多量の電池等|その他、特に危険であると判断したもの|】

 詳しくはコミックマーケットカタログに掲載されていますので、熟読しておきましょう。

 一日あたりの参加者数が十万人を突破するイベントは、そう多くないはずです。特にコミックマーケットはその特殊性から、参加する人の中にも「変わった」人たちがいます。ここからは、独断と偏見に基づくアドバイスをいたします。

  • 早く入りたければ早朝から並ぶ。そうでなければ午後から入る。
     大手(人気)サークルの本は早々に売り切れることが多いので、これらの本が目当てならば早くに並びましょう。その場合、夜行列車や一番電車で来るのが正解でしょう。一度有明に着くと、後はずっと立って並ぶことになります。体調管理は万全にしておきましょう。
     特に目的がない場合は、のんびりと午後から来た方が、入場制限などがなくスムーズに入場できます。無駄な時間もないことだし、その方がおすすめです。
  • トイレは早めに。
     「大ピーンチ!!」と叫ぶ前に。何でも早めがよいってことです。特に、開場を待つ場合、屋外トイレの数は少ない割にトイレに駆け込む人が多いので、下手すれば数十分待たされる羽目になります。ですが、人が少ないところも探せばあるはずです。ちなみに、行列の長短は夏・冬を問わず長いです。
     女の方は特に要注意!!トイレの数が少ない上に一人当たりの所要時間が長いので、えらく待たされることになります。根本的な予防法はやはり水分をとらないことでしょう。
     夜行快速の「ムーンライト」などでやって来る地方の人にはよく混む東京駅の有料トイレもいいでしょうが、TWRの隣の駅、東京テレポートならゆっくり身支度もできてくつろげます(コインロッカーの確保も容易だし)。
  • 荷物は極力少な目に。
     荷物が多いといろいろと他人に迷惑をかけることになりますし、移動距離の長さにつれて疲労度も増してきます。極力コインロッカーを利用し、またジュース等の飲食物は会場内でもかなり売られているのでそちらを利用した方がいいと思います。(場所を選べばボッタくらないし。)ただし、お菓子類は別です。会場内では売られていませんよ。
  • 一眼レフは要注意。
     コスプレを撮るなど、カメラを持ち込むことも少なくないでしょう。が、カメラは「怪しまれないように」しましょう。特に一眼レフやビデオカメラは、持ち込む際に何らかのチェックを受けます。
  • コスプレは登録制!!
     コスプレーヤーとして参加する場合、コスプレは登録制となっています。登録費用(ロッカー使用料)が\600かかります。あと、準備会による「チェック」を受けます。危険なものや、女の子の場合は露出が過剰なものなどです。そういえば「エヴァ初号機」のコスプレをした人も引っかかっていたような…。ただ、コミケ会場以外で着替える場合は…。そういえばムーンライトながら号の車内で南海電車のコスプレ(制服)をしたあんちゃんを見かけたような…。
  • 切符は事前に買っておく!
     帰りの交通機関が確実な場合、先に切符を買っておきましょう。特に「ゆりかもめ」の有明駅は自動券売機が3台しかないところに人が殺到しますので、切符を買うために1時間以上並ぶことになります。できれば「TWR(りんかい線)」「ゆりかもめ」の他、JRや都バス、営団/都営地下鉄なども使えるICカード、「Suica」「パスモ」を買っておくと便利です。(特に「Suica」は大阪や仙台などでも使えるため便利です。)このカードは自動改札のカードリーダにかざすだけで料金が差し引かれていく便利なアイテム。駅のコンビニなどでも買い物ができます。(ただし、カード発行時にデポジット(保証金)500円が必要です。)

 あとは入場してお目当ての本を買い漁るもよし、売り手との会話を楽しむもよし、コスプレを見て(して??)楽しむもよし。人それぞれのスタイルでコミックマーケットを楽しんで下さい。

コンテンツ

第一章
はじめに

 コミケットとは?

第二章
参加までの道程

 参加までのスケジュール
 ジャンルを選ぼう!
 参加申込書について
 受理通知とその後

第三章
製本あれこれ

 同人誌をつくろう
 製本方法いろいろ

第四章
便利な小物たち

 ブースの演出
 アイテムいろいろ
 フットワークの明暗
 売り上げ増のために
 委託参加のノウハウ

第五章
有明に行こう

 一般参加の注意事項
 コミケの心得
 国際展示場行快速バス
 有明への道


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