有明への道
有明に行こう- 第 5 章

 東京ビッグサイト(国際展示場)への道のりは次の通りです。

 ただ、前にも記したと思いますが、一般参加でいち早くはいるには、午後7時までにはビッグサイトへついておきたいところです。それを頭に入れておいて下さい。

  •  東京駅から…
  1. 山手線で大崎駅へ向かい、ここから東京臨海高速鉄道臨海副都心線(通称TWR)で国際展示場駅下車。
    ★今、一番便利なルートでしょう。
  2. 京葉線で新木場駅へ向かい、ここから東京臨海高速鉄道臨海副都心線(通称TWR)で国際展示場駅下車。
    ★以前のメインルートですが、東海道線や新幹線、山手線ホームから京葉線ホームはマジで遠いです。地下400m、徒歩20分の余裕を見なければならないこの駅は、東京の用地不足を改めて感じさせます。
  3. 山手線で新橋駅へ向かい、
    ここから東京臨海新交通(ゆりかもめ)で有明へ。
    ★以前はかなり混んでたゆりかもめ。列車全面に広がる展望の美しさは特筆ものです。ただ、大回りしますので、ビッグサイトの建物が見えてもなかなかたどり着きません。
  4. 地下鉄有楽町駅から有楽町線で新木場駅下車、
    ここから東京臨海高速鉄道臨海副都心線(通称TWR)で国際展示場駅下車。
  5. 地下鉄有楽町駅から有楽町線で豊洲駅下車、
    ここからゆりかもめで東京テレポートへ。
    ★豊洲へ延伸された「ゆりかもめ」。こちらは割とスムーズに動けます。
  6. 都バスで東京テレポートへ。
    ★これは一番手っ取り早い分、非常に込み合います。そのかわり、本数の多さではピカ一です。願わくば渋滞しませんことを…。
  7. タクシーでGO!!
    ★道路が大渋滞するので、お高くつくよー…。相乗りであったとしても、精神衛生上良くないと思います。
  • 新宿駅から…
  1. 埼京線の直通列車(新木場行き)に乗り、国際展示場駅下車。
    ★一番便利…なのですが、一番混みます。乗り換えの手間がかかっても、下の方法もご検討を。
  2. 山手線(または湘南新宿ライン)で大崎駅へ向かい、ここから東京臨海高速鉄道臨海副都心線(通称TWR)で国際展示場駅下車。
    ★大崎駅で折り返すりんかい線はかなりの数。一手間かけても大崎駅へ出てみてはいかがでしょうか。
  3. 中央線で市ヶ谷まで出た後、東京メトロ有楽町線に乗り換え→新木場でTWRにのりかえ or 豊洲でゆりかもめにのりかえ。

 地方からおいでの方へ。おすすめの夜行列車は次の通りです。これらは東京に午前7時までに到着する便を記しました。

快速「ムーンライトながら」《東海地方以西から》
東京到着5:05

 名古屋を23:55に発車する全車座席指定快速。車両は平成7年登場の373系という、一応特急用でも用いられる車両。リクライニングがきき、コンパートメントもあります。ただし、この列車、非常に人気が高く、一筋縄では切符は取れません。ここでコツを少しばかり。

  • 切符は旅行会社で、前もって予約せよ!!

    旅行会社では発売の一ヶ月前、つまり乗車日の二ヶ月前から切符の予約ができます。念には念を押して。2ヶ月前ならおそらく切符も取れる…と思うけど。
  • ふたまたしてもOK!!意地が世界を救う!?

     予約も恋も、本当はしてはならない禁じ手が「ふたまた」。ですが、特に「行き」の指定席券はなかなか手に入りません。だ・か・ら。きれい事はこの際なしにしましょう。非常時のことを考えて、旅行会社と駅みどりの窓口を押さえておけば完璧。余った場合は帰りの指定券に「指定券変更」してしまいましょう。(「一回だけなら乗車列車の変更が出来る」というルールを逆手に取った反則技です。)もしくは、東京駅または大垣駅で売りさばく。またはYAH○O!のオークションにかけてしまう(笑
     かえすがえすも言っておきますが、本当は禁じ手ですよ、本当は。

  • 臨時快速がねらい目!

     以前は全車自由席だった臨時快速ですが、今は全車指定席の「ムーンライトながら91号/92号」になりました。9両編成の定期便より1両多い10両編成。運が良ければハイグレードな車両が当たることがあるとか…。

快速「ムーンライトえちご」《北陸、東北地方から》
新宿5:10到着

 新潟から来る元祖「ムーンライト」と言うべき列車。元・特急用の車両を使っています。6両編成で、全車座席指定席です。しかし。なぜか指定券を持たずに乗る人が多いです。特に、高崎を越えたら急に客数が増えます。コミケ一般参加者の大群のせいだと思われますが…。

急行「能登」《北陸地方から》上野6:05着

 いかにも石川県な急行列車。金沢から、こまめに北陸の地方都市から乗客を集めながら走ります。椅子は厚手感がある物で、レディースカーも設けられており、なかなか乗り心地はいいです。この列車の指定席は結構少ないため激戦です。

 このほかにも、全国各地から夜行バスが運転されています。夜行バスは一台当たりの座席数が少なく、特に注意が必要です。東京行き(新宿、渋谷、池袋)が満席ならば、八王子行き東京ディズニーランド行きはいかがでしょう。八王子行きはハイクオリティーなバスが当てられることが多いようですし、東京ディズニーランド行きは途中の西船橋で降りれば、電車一本で新木場へと向かうことができます。
(もちろんディズニーランドでもいいですけど時間がかかります。ちなみにディズニーランドの舞浜駅は、新木場駅から快速列車で1駅。)

 ただ、問題点は二点あって、

1. 多くの場合、二台目以降の増発便は「どうしようもない」車両が来る。

 金沢発池袋行きの例ですと、最混雑時には12台ものバスで運転されますが、夜行運転に対応したものは多くて5台で、その他は貸切バスタイプの車両で運転されます。時にはバス車内にトイレすらないものもあります。(情報提供:シローイトチャンス氏)

2. 遅れることが多く、その場合は「泣く」しか手が無くなる(特に冬)。

 季節を問わず、コミケの時に限ってバスが遅れるという話はよく聞きます。バスは何かと時間変動がつきまとうということをお忘れ無きよう。(ちなみに、バスが何時間遅れても、払い戻しなどはありません。)

と言うことでしょうか。
 最近では「ツアーバス」など4列・トイレなしの格安便があり、これらを含めると相当な本数があります。しかし、これらの便はトイレ休憩の度に明かりがついて車内が騒々しくなるなど、眠りながら旅をするには不適です。

コラム【夜行列車/夜行バスで眠る秘訣】
 財布に優しい移動手段が、夜行列車や夜行バス。ですが、準備はしっかりしておきましょう。
 私は夜行便に乗るとき、必ず空気枕と耳栓、アイマスクの「三種の神器」をもっていきます。空気枕は首が据わらないときの保険(背もたれの下に置いて、腰への負担を軽くすることもできます)。耳栓は、走行音や隣でのしゃべり声、物音、いびきなどを防ぐためのもの。アイマスクは、一晩中明かりがついている夜行列車はもちろん、夜行バスでもカーテンの隙間から漏れてくる対向車線の車のライトやトンネルのランプから眠りを護ってくれます。
 もっとも、日頃夜行便に乗った経験が少ない人が熟睡できる…というのは期待薄。そのつもりで使いましょう。

 あと、これは試したことも、やったことがあるという人も聞いたことがありませんが、フェリーという手があります。

船舶「オーシャン東九フェリー」《四国・九州方面から》

東京フェリーターミナル5:00着

徳島・小倉から東京へと向かうフェリー。毎日運行しており、そのうち2日に1度はすべてが2等寝台。ハイクオリティーだが食事がインスタントであることには我慢。フェリーターミナルからは都バスで新木場駅まで20分だそうです。が、初発は6:00までないらしい…。

その後、白の騎兵さんからさらに詳しい説明をいただきましたので紹介しておきます。

オーシャン東九フェリーを含む東京行き長距離フェリーは、ビッグサイトの隣の青海(あおみ)地区がターミナルなので、都バスでわざわざ新木場まで行かなくとも徒歩で行ける範囲です。
(ただし、歩くにはやや遠いとは思いますが・・。荷物が多い場合はタクシーを呼ぶ方が無難でしょう。)
(注)同じ青海地区のターミナルでも、二つに別れていて沖縄・奄美大島航路の方が会場に近いです。一方、オーシャン東九フェリーや北海道航路の方は岸壁の 南端に位置しており、やや距離があります。ちなみに都バスのフェリー埠頭停留所は後者の方にあります。徒歩で会場へ行く場合は、ゆりかもめの高架橋を頼りに進めば良いでしょう。

コンテンツ

第一章
はじめに

 コミケットとは?

第二章
参加までの道程

 参加までのスケジュール
 ジャンルを選ぼう!
 参加申込書について
 受理通知とその後

第三章
製本あれこれ

 同人誌をつくろう
 製本方法いろいろ

第四章
便利な小物たち

 ブースの演出
 アイテムいろいろ
 フットワークの明暗
 売り上げ増のために
 委託参加のノウハウ

第五章
有明に行こう

 一般参加の注意事項
 コミケの心得
 有明への道

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