襟裳岬…北海道三大ガックリ名所!?
私が愛した羽丘芽美
(後編)
- 初出:金沢大学鉄道愛好会会報「X'press」

 そんなこんなで、えりも岬YHで連泊することになった。

 このYHは、かつて「北海道三バカYH」といわれた伝説のYHであったから、どんなことが待ち受けているのかと不安になっていたが、泊まってみればだいたい普通のYH(当社比)であった。別段、どこぞの島にあるYHのように、「アルコールも入ってないのに、よくもここまで踊れるなー」ということは全くなかった。
ただ、(当社比)はやはり(当社比)であって、やっぱり「平均値」と比較すると、やはり変であった。

 まず、馬のぬいぐるみ。
 いったいいくつあるんだ、というほどある。
 ここのYHのお嬢はかなりの馬キチで、馬関係のマンガはほとんど持っているという。

 そして、コンブ風呂。
 よくお出汁が取れている…じゃなくて、風呂にユズが入っているとかはよく聞くが、どうしてコンブが入ってるんだろう…。ちなみに、前日はオレンジだったらしい。

 とどめは、風呂の壁画。
 宿泊客が少なかったので、家族用の風呂に入ったが、通常使う風呂にはなぜか「はだかのねーちゃん」がデカデカと描かれていた。
 しかも、男風呂だけじゃなく、女風呂にまで。
 いったい何を期待しとるんだ。

 夜遅くにやってきた「魚屋のアンちゃん」や、同宿者の人たちとトランプに興じていたら、時計はすでに朝4時を指していた。
 もとより連泊するつもり、翌日はゆっくり出来るわいと思って目が覚めた時、時計はすでに14時を指していた。…結局旅先で昼まで寝ていたのかい。
 しかし、その日の午後(しか残ってないが)と翌日の午前で、襟裳のメジャーどころは押さえてしまった。やはり森進一の「襟裳岬」(金沢大学土木建設工学科にその人ありといわれる、石田啓教授が風呂場で必ず唄う歌らしい)の"♪襟裳の春は 何もない春です〜"という表現が、過大表現でも何でもなかったということが身をもって実感できる。

 そんなえりもYHにも、昨秋セールスマンが「プリクラ置きませんか」とやってきたらしい。うーむ…


 えりもから、広尾、そして帯広へ。鉄ちゃん(鉄道マニア)ならずとも知っている、一世を風靡した「幸福−愛国」のきっぷで有名な、旧広尾線の転換バスである。
 驚いたのは、バスの乗車券が「硬券」で販売されており、さらに、「幸福-愛国」間のきっぷまで売られていたこと。なかなか商魂したたかである。しかも、430円である。ちなみに、昭和62年の国鉄廃止時には220円で売られていた。
 …北海道は、物価上昇率が高い。(ンなことあるかい!) 

 で。その日は池田北のコタンYHにて宿泊。
 迷いもせずに池田駅にたどり着いたあと、YHガイドを見ると、一つ手前の「利別駅下車」と書いてあった。
 …あまりきっぷに御利益はないらしい。

コンテンツ


ゲテ物探して三千哩

 ゲテ物達の想ひ出
 知られざるJRの迷作達
 沖縄の「味」
 異郷の味わい…シンガポール
 番外編〜どこかヘンだぞ、このジュース〜


神風に吹かれて

 南大東島夢紀行
 絶海の中のだいとう
 ささやかな小舟のだいとう
 ふしぎの島のだいとう
 南だいとう共和国
 さらば、だいとう


瑠璃色の刻

 Let's Start Hostling!!
 Pretend Oneself
 The Memory of Hostels
 Break out !!
 Searching for LAPUTA , and...


私が愛した羽丘芽美
(前編)

 奇人、シンガポールを旅する。
 日本の代表文化?セーラームーン
 ああ、愛しの芽美ちゃんっ


私が愛した羽丘芽美
(後編)

 北の大地にしっぽの残像を求めて
 襟裳岬…北海道三大ガックリ名所!?
 道東へ…BGMは「約束はいらない」!?
 北へ、北へ…真の北海道、ここにあり!
 終わりよければ全てよし…だが!?


TSUBASA WEBRARY
たびにでようよ
 [旅行のTips・紀行文]
Neo Nostalgia
 [風景写真集と撮影地情報]
Dreams on a Railway
 [さくらちゃんにもわかる
  鉄道工学講座]

Tsubasa To...
 [ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLe−
  ファンサイト]

コミケにいこう!
 [同人誌即売会出展のTips]
音の小箱
 [MIDIライブラリー@ゲテ研]
かってに北陸鉄道
 [北陸鉄道史料館]
TSUBASA Gateway

 [登録可能なリンク集]
<< Prev PAGE Next PAGE >>
ホームページへ >>
YAHOO! - goo - infoseek - excite - LYCOS - InfoNavigator - 旅なび