バスには二種類あると言えます。高速道路を使う「高速バス」と、一般道を走る「路線バス」です。（いや、正しくは高速バスだって路線バスなんですが、細かく言うとややこしくなるので。）
　網の目のように張り巡らされた道路を用いるので、行き先のバリエーションが非常に豊富なのが特徴です。鉄道と比較すると、価格面で短距離ではバスの方が高く、長距離なら逆に安くなります。

　中・長距離を走るバスの場合、リクライニングシートを備えるなど、設備面でも鉄道よりも優れることが多いです。

　逆に、バスならではの弱点もあります。これらを列挙すると次の通りになります。

1. 天候や交通渋滞の影響を受けて遅れることがある。
2. どれだけ便利なバスでも、時刻表に記されないことがある。

　1.は都市部に入ってからよく見られますので、渋滞があまりにひどいようなら途中で降りて鉄道を使うといった工夫も必要でしょう。
　2.の場合で言いますと、現地に行って初めて便利な路線の存在を知り、舌打ちすることが多々あります。こればかりは情報量の差がものを言うことになりますので、前述の地方別時刻表を手に入れるなどして下調べが必要です。