同人誌には大きく分けて2種類が存在します。一つはコピー本、もう一つはオフセット本です。 コピー本は印刷・製本を手作業で行うものです。少部数でページ数が少ない場合に向いています。ユニークな本を作ったり、需要に応じて作ることが出来ますが、手間がかかります。 オフセット本は、印刷所に依頼して本を制作するものです。大量に本を作る場合や、より美しい本を作りたい時に使います。弱点としては締め切りが厳しいために日程にゆとりを持たなければならないことや、少部数であればコストが高くついてしまう点です。 コピー本の印刷方法は3種類あります。コピー機による印刷、輪転機による印刷、プリンターによる印刷です。
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長所 |
難点 |
コピー機 |
印刷が容易。 原稿さえあればどこでも印刷出来る。 比較的高品質。 |
単価が高い。 両面印刷が出来ないことがある。 (市中のコンビニエンスストアなど) |
輪転機 |
単価が安い。 高速で大量に印刷することができる。 |
品質に難がある。 しっかりと管理しないと、乱丁や落丁が発生しやすい。(*1) 自分が使える輪転機を確保することが難しい。(*2) |
プリンター |
単価が安い。 カラーページも思いのままに作ることが出来る(*3)。 高品質のものが作りやすい。 |
両面印刷が難しい(*4)。 印刷速度が遅い。 パソコンが必要。 |
(*1)…輪転機の場合、複数の紙が同時に送られることによって、ページがずれたり、両面印刷した場合に裏面が白紙ということがよくおこる。 (*2)…大学や企業の場合、私用で使うことができるか事前に問い合わせる必要がある。 (*3)…カラープリンターを用いる場合。 (*4)…インクジェットプリンタの場合は両面印刷に対応した専用紙を使わなければ、裏写りすることがある。両面印刷に対応していないレーザープリンターの場合、無理に使うと故障の原因になる。 |
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