■ タヒボベビーダ (京都府、JR東海・250ml入り¥lOO) 知る物のみぞ知る、メジャーな迷作。 「アマゾンの健康飲料」「インカの樹木茶」などの怪しげなキャッチフレーズと、掛け持ちサークルである金沢大学ユースホステルクラブ部室で6ケ月間発酵させたみかんを水に溶かしたかのような素敵な緑色、そしてなぜか「茶」のクセしてハーブや液糖が入っているその怪しさは、果たして日本全国で何万の人間を虜にしてきただろうか。 あの得も言えぬ味わいは、思わず「ぬぷっ」の一言に尽きてしまう。 高校時代、友人Tは5人で割り勘したが、口直しのためにその五倍もの金を使ってしまったという。マヌケである。 尚、これは鉄道ファンの必修科目「究極超人あーる(弘子さまもでているよ:山口へ流れていった?JRレギオン氏・談)」の中に、ホームを端から端までダッシュした後の先輩に西園寺えりかが「はいっ」と言って渡したものがこのタヒボベビーダと言われている。なかなかセンスがよろしい。 ■ プーアル茶 (愛知県、JR東海・250ml入り¥110) 迷作タヒボベビーダはその後妥当に消滅する。そして、その後輩に当たる迷作がこれ。 ウーロン茶を後発酵させただけの代物のはずなのに、「ナゼ?」と言えるほどの奇妙な味わいを残した。 最近では「爽健美茶」の構成要素になっているが、こちらは普通に飲める。 そういえば、「プーアル」と言われると子豚を思い出すのは私だけであろうか?? ■ 二十世紀梨ドリンク (大阪府、JR西日本・250ml入り¥100〜110) JR東海がくれば、やはりほかのJRを。と言うことで、まず二十世紀梨ドリンク。 初代は「一口目はおいしく、二口目はまあまお、三口目に飽きてきて四口目にはまずくなる、後味はもちろん最低」という迷作だったが、その後マイナーチェンジがなされ、デザインとともに味も変わったらしく、「一口目からちょっとイヤ、二口目にはもう最悪」という進化(?)を成し遂げた。 情報筋によれげ、「凍らせてシャーベットで食べればおいしい」というものがあるが、もちろん私は試みていない。 ■ 阿寒湖のおいしい水 (北海道、JR北海道・190ml入り¥100) これは修学旅行中に摩周湖の土産屋で見たもので、残念ながら飲んではいない。 しかし、これのポイントはズバリ「阿寒湖」という点であり、もしこれが「摩周湖」であれげ何ら注目に値しない。(摩周湖は魚が住めないほどの強酸性の湖であるから、それはそれで面白いかも知れないが。) 缶には表記されていないが、もしアタリがあって、その中に「ツブ」が入っていたら…。 そういえば、「1年間に5mm成長します」と説明書きしてあったのに3年たっても1mmも大きくなってないぞ、うちの「マリモ」。
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