船内であまりお金をかけたくない人たちにお勧めなのが、カップ麺などの持ち込みです。

　船には必ず熱湯の給湯設備がありますので、これを利用してラーメンやお茶漬けが作れます。ただし、船内でカップ麺の販売は、ほとんどの場合ありません（ここがミソ）。事前にコンビニやスーパーで買いだめしておく必要があります。船内に食堂はありますが、営業時間が限られており、空腹時の腹の足しという観点からも余分に持っておくと良いでしょう。

　話はそれますが電子レンジはありません、お間違いなく。

　船内での出費について知っておくことを列挙しておきます。

1. 食堂…だいたい定食で９００〜１２００円。
2. ジュース…一本１５０円。ビールは２８０〜３００円。ただし、国際航路に化ける有村産業(名古屋〜那覇〜石垣〜台湾)の場合、石垣港を出港するとビールが免税価格となり、ジュースよりも安い110円でキリンの一番絞りが味わえます（爆）
3. 軽食…いなり寿司や焼きそばが多い。３５０〜６００円程度。
4. その他…菓子類で２００〜２５０円。アイスクリームはだいたい定価通り。

　ところで、多くの人は船内での暇つぶしに苦慮することでしょう。蛇足ながら、暇つぶしのあれこれを提案しておきましょう。

1. 潮風に吹かれて海を眺める
2. 風呂に入ってぼーっとする（だいたい朝から晩まで入れる）
3. なにげにサロンで小説などを読書
4. たまに船内で行われる映画の上映会に参加
5. ひたすらに寝る

　といったあたりでしょうか。夏で天気がいい日なら、甲板で日光浴やスポーツというのも悪くないでしょう。ただし、かなり日焼けしますので気を付けましょう。

　ただ、天候が悪くなると当然ながら船は揺れます。多くの場合、船内で酔い止め薬の販売がありますが、やはり事前に買って持っておくのが良いでしょう。
　まず、揺れ出したら寝る。これが一番でしょう。空腹はよくありませんから、適当に意の中に物を入れておきます。そして、それでもダメなら酔い止め薬に手を付けます。…もっとも、本当は先に酔い止め薬を飲んでおくのが良いのですが。　私のお薦めはロート製薬の「パンシロン　トラベルＮＯＷ」。水がいらないチュプラブル錠で、口の中で溶かしてから飲むタイプです。事前に飲んでも、気分が悪くなってから飲んでも効果がありますので、是非ともおすすめします。値段もおやすいですよ。ちなみに、「トラベル○ン」や「セン○ア」といった他社の酔い止め薬は、人によって効果がない場合があるようなので注意。

　追加。たまにいるそうなので忠告しておきます。
　映画「タイタニック」にあこがれて、船首部で抱き合おうとするおバカなカップルが増殖しているそうですが、船首部には入られません。基本的には開放されている空間は船尾部ですのでお間違いなきよう。